新卒入社

社内SE

松尾 典之

2014年新卒入社

私がデザインワン・ジャパンに入社した理由#11

社内インフラのみならず、ヘルプデスク業務やPCキッティングもこなす情シス。
安心・安全に仕事をする上で無くてはならない存在です。
社内SEとして活躍する松尾に、実際の仕事内容について聞いてみました!

プロフィール

  • 所属:情報戦略部 情報システムチーム
  • 職種:社内SE
  • 趣味:カメラ、登山、ランニング、ベランダ園芸
  • 経歴:農学部を卒業後、2014年に新卒でデザインワン・ジャパンに入社

実は農学部出身。学生時代は北海道で過ごす。

ー松尾さんといえば園芸や農業のイメージがありますが、どんな大学時代を過ごしたんですか?

園芸学、バイオサイエンスを専攻して、野菜の病気を克服して生産量を増加させる研究をしていました。大学が北海道だったので、富良野の農家にファームステイしたこともあります。

ーがっつり農業……! 印象に残っている出来事はありますか?

農学部の授業で、北海道の農業をどう盛り上げていくかを考えるっていうのがありました。

畜産科も森林科学科も、学科ごちゃまぜで考えた結果、生産者と消費者を繋ぐ「マルシェ」をやろうということになって。生産者から直接、食べ物が買えるというものです。

大学で初めての取り組みでしたし、学生だけで一からイベントを作っていくのは大変でしたね。

ーどんな苦労がありましたか?

生産者といっても、野菜農家さんもいれば、大手の食品加工メーカーさんもいて。それぞれ思惑があって、メリットを感じる部分も違います。

出店する生産者さんみんなに、マルシェの趣旨を説明して、わかってもらえるまでがなかなか難しかったです。

緑の海から電子の海へ。気づいたらITの世界に飛び込んでいた

ーそんな松尾さんが、東京のIT企業にいるのはちょっと不思議に思います(笑)

最初は農学分野の研究職を中心に就活していたんですけど、あんまりうまくいかなくて。エントリーシートを書いてても、しっくりこなかったんですよね。

自分が何をしたいのかを考え直したところ、「自分のやったことが成果としてすぐにわかる仕事がしたい」「そこにやりがいを感じられる」ということに気づきました。

研究職は世の中の役に立つ研究ができるかもしれないけど、研究の成果が世に出て、人の役に立つまでにけっこう時間がかかりますよね。

ーそれで、研究職以外にも視野を広げてみたんですね

自分が育った地元に貢献できる仕事ができればいいなとも思っていたので。

だけど、地元に帰っても就職先が無い……。地方から出てきてる友達も同じことを言ってて、これって自分の地元だけじゃないなって思ったんです。

それで全国的に地方を元気にしたい、地域活性化したいという軸も加わりました。

ー面接でも聞かれたと思うんですけど、なぜ農学部からIT業界に進もうと思ったんですか?

漠然とした理由なんですけど、ITだったら日本全国に影響を与えられるかなと。

DOJは「地域活性化」をキーワードにして検索したときに、就活サイトで見つけました。東京に本社があって、地域活性化をミッションにしてるところって珍しいなーという印象でした。

ー大学のとき、ITに触れることはありましたか?

いや、無いです。ITに関わることになるなんて思いもしなかったです。今の自分を大学生の自分が見たら卒倒するんじゃないかな。「なんでやねん!」「なにがあった!?」って(笑)

よく人を見てくれる会社だと思ったから、不安はなかった。

ー不安はありませんでしたか?

北海道から上京してきてたので、滞在中に選考を進めてほしいって、ちょっと無茶なお願いに応えてもらえたのはありがたかったです。

確か土曜日に会社説明会で、週明けの月曜日に面接、水曜日にプレゼンをしてそのまま内定みたいなスピード選考でした。

しかも、先輩社員の話を聞きたいと言ったら、そのままランチにも連れて行ってもらえて。人をよく見てくれる会社だ、と面接のときに感じたので不安じゃなかったです。

ー入社後はどんな業務を担当されていたんですか?

開発部のエンジニアとして、エキテンの改善や機能開発をしてました。それから、スタッフ管理画面やCRM、社内システムの改善、検索クエリの改善なんかも担当していましたね。

ーその後、情シスチームに異動になったんですね

そうですね。いまは直接サービスに関わっていないので、地方への貢献の仕方としてはかなり間接的になりました。

でも、自分のやったことが会社の利益になったり、会社が成果を上げて活性化に繋がればいいかなという想いがあります。

ー現在の情シス業務について教えてください

社内のPCやファイルサーバ、SaaSアカウントの運用・管理、ネットワーク機器の設定変更、テレワークへの対応が全体の5割くらいですかね。

最近はグループ会社も増えたので、そこの情シス業務も担当しています。あとはIT監査とか情報セキュリティ関連業務とか時期に応じて業務が発生する感じです。

ーSlackのヘルプデスクチャンネルですぐに質問できるのも心強いです

質問が来たら、すぐに回答するっていうことは心がけていますね。

情シスメンバーの誰か1人が不在でも、お互いがちょっとずつカバーできる体制を作っているので、不具合や障害が放置されてしまわないようにしています。

学びの多かったテレワーク移行、ADドメイン変更プロジェクト。

ー緊急事態宣言のときも、すぐにテレワークに移行できてありがたかったです

実はコロナ禍以前からテレワークの仕組みの整備を進めてました。

エキテンのインフラに障害が起こったとき、エンジニアが会社に来なくても対応できるようにするっていう用途のためだったんですけど。

ーあさってから緊急事態宣言発令という、時間のない中での準備でしたよね

テレワークの仕組みはあるけど、検証は全然できていない状態でした。

自宅からVPN接続して、ファイルサーバーとかGitLab、SFA、エキテンのスタッフ管理画面とかを使えるようにしたんですけど、大人数で使っても大丈夫か、問題なく動くかとか。

あと、VPNクライアント(リモートでネットワークに接続するソフトウェア)を全員に入れていく必要があったので、時間的な大変さがありましたね。

とりあえず営業、サポート、エンジニアなどクリティカルな部分を2、3日で準備しました。あとはやってみないと問題が見えてこないので、その都度対応していった感じです。

ー直近ではADドメイン変更も大きな動きでした

AD(社内アカウント認証基盤)を入れ替えることで、端末やユーザー情報を一元管理できるというものですね。

通常業務を行いながら、要件の作成からベンダー選定、導入の進行管理とスケジューリング、導入後の全端末のアカウント切替作業をこなす必要があったので、けっこうタフな仕事でした。

ー正直、私にはよくわからない部分ですが、技術的にも難しかったのでしょうか?

技術的な部分はチームメンバーにかなり頼りました。仕事をやった結果、みんなが便利になる、仕事がしやすくなるからがんばれたと思っています。

ーいつも困りごとをスマートに解決してくれるので感謝しています! やりがいはどんなときに感じますか?

やったことに対して感謝の言葉をもらえるのはやっぱりうれしいです。

いわゆる顧客が社内の人なので、反応を直に感じられるところ、やったことがすぐに反映されることは就活で求めていたことに近いですね。

もうひとつは、業務の守備範囲が広く、幅広く知識をつけたり、経験を得られるところですかね。大変なことでもあるんですけど。

ーどうやって知識や技術を身につけたのですか?

経験は仕事をしながら身につけたことが多いですね。

基礎的なところは自分で勉強していきました。本を読んだり、自分でサーバーを立ててみた。アウトプットしなきゃいけない部分を、どんどんインプットしていく感じですかね。

ーどんどん守備範囲を広げているんですね

常に初心者って感じです。

エンジニアのときって、どんどん知識を積み重ねていけばスキルアップできたけど、情シスは広範な業務に対応する必要があるので、今まで身につけた知識では対応できないことも多々あるので。

ーつらいと思うことはありますか?

ひとつのことを深掘れないということですかね。ネットワークのこともやるし、監査対応もやるみたいな。その分、自分の視野を広げられるし、違う分野の知識が役立つこともあるので、おもしろい点でもあるんですけど。

あとは、メンテナンス作業は社内の人が稼働していない時間に行う必要があるので、体力的にタフなときもあります。

「俺、この仕事が終わったら〇〇するんだ」って考えながら作業してます(笑) でも、人知れずこっそりと作業を終わらせるのって、ちょっとかっこいいかな。

「攻めの情シス」で利益に貢献したい。

ー今後、取り組んでみたいことについて教えてください

ユーザーも従業員も「早く・安く・快適に」動ける会社にしていくのが目標です。

情シスはコストセンターとはいえ、効率的に会社が回る仕組みを整えたり、他の部署の「めんどくさい」を無くして仕事をしやすくして、利益を出しやすいようにしていくことができるチームなので。

うちのマネージャーもよく言っていますが、どこかで利益に貢献できるように意識して取り組んでいます。

ーその部分が「攻め」なんですね

今後もグループ会社は増えていくと思うので、グループ会社間の連携やコラボがしやすい環境を整えていきたいなと思っています。

その都度、特別な対応をしていくんじゃなくて、フレームワークを作っておいて、その枠のなかで調整していける仕組みが作れたら、DOJグループにとっても最適な状態ですよね。

ーDOJの情シスはどんな人に向いていると思いますか?

自分で考えて、試行錯誤することを楽しめる人かな。

1回目でうまくいくことって少ないし、どれだけ準備してても予想外のことって起こりがちです。うまくいくように試行錯誤できて、楽しいと思える人は向いてるんじゃないかなと思います。

ー知識や経験に自信がなくても心配はないですか?

自分がそもそも未経験者ですし、大学でネットワークとかを専攻していたわけではないです。基礎知識に関してはかなり足りないところがあるなと感じています。

だけど、全部自分ひとりで解決する必要はないと思っています。

情シスメンバーをはじめ、DOJにはいろんな知識を持った人がいるので、知識を借りながら、いちばんいい方法が見つけられると思います。

ー遠慮なく、なんでも聞ける環境がありますよね

各部門の物理的な距離も近いので、「一瞬いいですか?」ってすぐに聞けますしね。

ーDOJの情シスに興味を持っている人にメッセージをお願いします

まだまだ未整備な部分も多く、手探りでアプローチしていくことも多いです。誰でも初心者から始めることが多いです。

だけど、自分で調べたり、勉強したりしていくうちに、知識はついてきます。気づいたら自分が社内の第一人者になっていたりします。

失敗とかミスを責める人がいないのがDOJらしいところなので、いろんなことにチャレンジしていきましょう!

情シスメンバーを募集しています!

DOJの事業を情報システム面から支えてみませんか? まずは気軽にお話しましょう!

Tech Blog

デザインワン・ジャパンのエンジニアによる技術ブログです。AWSなど技術に関する情報を公開・共有しているのでぜひご覧ください。


TOP
TOP